インプラント

失った歯の悩みをぜひ、お聞かせください。
インプラントは、入れ歯と違いしっかりと骨に固定をさせます。そのため、硬いものでもしっかり噛むことが可能です。
食事の際に悩んでいらっしゃる方や、入れ歯などで不自由を感じている方はいらっしゃいませんか?気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
失った歯の治療方法について

できるだけ歯を残し、抜きたくないというのは歯科医師も同じ気持ちです。様々な原因で「歯を抜く」という治療を選択しないといけない状況になることがあります。
そのとき「歯を抜いた後はどうなるの?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
歯を失った後の治療方法として
・何もしない
・ブリッジ
・入れ歯
・インプラント
の4つあります。
それぞれの治療について、簡単に説明をしていきます。
何もしない

「歯がなくなったのに何もしないの?」と思われるかもしれません。
しかし、噛み合わせや残っている歯の本数などの条件によっては、抜きっぱなしにすることがあります。
正常な歯列の場合、前歯から数えて7・8番目の歯はなくても食事がしにくいなどの噛み合わせの問題は出てこないとされています。
その方のお口の中の状況によって、失った歯の代わりになるようなものを入れなくても良い場合があります。
ブリッジ

ブリッジとは、失った歯の隣の歯を土台にし、橋をかけるように被せ物を入れる方法です。
この場合、隣の歯を削ることになり、虫歯になっていない歯を削らないといけないかもしれません。
「健康な歯を削る」ことになるデメリットがあります。
また、ブリッジは被せ物を土台の歯にくっつけ、取り外しをすることはできません。
そのため、隣の歯に失った歯分の負担がかかり、長期的に考えると隣の歯へのダメージは大きいでしょう。
失った歯の本数によっては、保険適応されずブリッジ治療ができない場合もございます。
ブリッジのメリットは、自分の歯の根が残っているため「歯ごたえ」などの食べる感覚が自分の歯と近いものになります。
残っている歯の根の状態にもよりますが、噛めないなどの不自由は出にくいとされています。
しかし、ブリッジの形によってはものが詰まりやすくなり、歯磨きなどご自身でのセルフケアが難しいと感じることがあります。
入れ歯

入れ歯は、失った歯を人工の歯で補う方法です。
隣の歯に「クラスプ」と言う金属で引っかけ、歯ぐきの上にのるようにはまります。
歯ぐきで食事をするため、食事をしたときに「歯ごたえを感じにくい」「食事しにくい」などの問題が出てきやすいです。
取り外しができ、歯磨きなどのセルフケアにプラスして、入れ歯のお手入れをする必要があります。
ブリッジに比べると隣の歯を削る量も少なく、ブリッジが適応されない症例でも保険で治療が可能になります。
インプラント

「インプラント」とは「埋め込む」という意味で、広く医療業界で使われている言葉になります。
「歯科インプラント」は、歯を失ってしまった場所に人工的な歯の根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける方法です。
入れ歯と比べて、自分の歯と同じような感覚で食事することができ、白い歯が入り見た目も回復できます。
歯磨きなどのセルフケアも今まで通り行っていただけます。
補綴(ほてつ)の中では、一番自分の歯に近いものになります。
失った歯の治療は、患者さまの状況に合わせて治療方法をお伝えし、患者さまに選んでいただくことになります。
それぞれ、メリット・デメリットがございます。患者さまに寄り添い、お悩みを解決していけるように治療方針を決定していきます。
インプラント治療は、外科治療を伴った補綴(ほてつ)治療です。外科治療ということもあり、様々なリスクが生じてきます。
溝渕歯科では、リスクの軽減を配慮し治療を行っていきます。治療を受けていただける患者さまに不安なく任せていただけるような環境や設備を整えております。
このようなお悩みはございませんか?
インプラントは、入れ歯と違いしっかりと骨に固定させる為、硬いものをしっかりと噛む事が可能です。

- 入れ歯に抵抗がある方
- 入れ歯を使っているが違和感がある方
- 健康な歯を削りたくない方
- 食事の際に悩んでいらっしゃる方
- 他院で断られたが、インプラント希望している方
気になる事があればお気軽にご相談ください。
入れ歯に抵抗がある
- ● 入れ歯だと人に知られなくない
- ● 食事をしにくくなるのは困る
- ● 使いにくい
など、入れ歯に良いイメージを持っていない方も多いのではないでしょうか。
「入れ歯は…ちょっと嫌です…」と抵抗がある方もいらっしゃいます。
入れ歯に比べ、
- ● 人から見ても分からない・目立たない
- ● 自分の歯のように硬いものも噛める
- ● 負担が少ない
など、インプラントのメリットもあり、インプラントを選択する方も増えています。
入れ歯を使っているが違和感がある
すでに入れ歯をつくり、使用している方の中にもインプラントに興味がある方も多いです。
「入れ歯を作ってもらったが、うまく噛めない」
「入れ歯が使いにくい」
など、入れ歯に違和感を持たれていませんか?
では「入れ歯を作り変えれば違和感がなくなるの?」というと、作り変えても違和感が残り、変わらないこともあります。
入れ歯は、歯ぐきの上にのっかっている形をしています。噛みしめるときの力は今までと違うものになります。
入れ歯の治療にも限界はあります。自分の歯と同じように食事ができるかというと難しい部分があります。
そういったお悩みの方は、インプラント治療をすることで解決することができます。
健康な歯を削りたくない
ブリッジや入れ歯は、周囲の歯を土台として失った歯を補っていきます。周囲の歯が健康な歯の場合でも多少削ることになるでしょう。
インプラントは、人工の歯根を1本1本埋め込み治療していきます。それぞれが独立した形になり、ブリッジや入れ歯のように、周囲の歯を削ることなく治療することができます。
周囲の歯に負担をかけず、失った歯を取り戻すことができるのが「インプラント」になります。
歯を削りたくない方は、インプラントをおすすめします。
食事の際に悩んでいる
- ● 何となく、食事しにくい
- ● 硬いものが噛めない
- ● 治療後、噛みにくくなった
などのお悩みはございませんか?
被せ物や入れ歯などの治療後に「もとの自分の歯」を無意識に比べていたり感覚の違いを察知したりしています。失った歯を補っているので、仕方ない部分もあります。
しかし、今まで通りの食事ができるように回復をしていきたいと思っております。
当院は「『自分の歯でおいしく食べる』あたりまえの生活やあたりまえの幸せを届けるクリニック」でありたいと日々奮闘しております。
インプラントは自分の歯ではないですが、自分の歯に一番近い感覚で食事などを楽しんでもらえる1つの手段です。
患者さまのお悩みを解消する1つの選択肢になればいいなと感じております。
他院で断られたが、インプラントを希望している
現在インプラント治療を行っている歯科医院は数多くあります。
インプラント治療に関して、全ての歯科医師が高度な技術・豊富な知識を有しているとは限りません。
本当にインプラントができないのか、そこの歯科医院ではインプラントができないというだけなのか。
技術的な制限により「インプラントが不可能」であるということもあります。
一度、他院で断られた方でも当院へ足を運んでいただき、インプラント治療が可能であるかどうか精査させていただければと思います。
当院のインプラント治療の特徴
- 治療計画や予算など、納得いただいた上で治療を進めるインフォームドコンセントをお約束
- 術後の痛みや腫れが出ない工夫
- 無痛治療が可能
- 専用のオペ室・CT・滅菌管理システムなどの環境設備
- CTやサージカルガイドを使った精密検査や治療計画の修正
インフォームドコンセント
インプラント治療は、外科治療ですので患者さまの不安も大きいのではないでしょうか?
患者さまがご納得いただけるように、一人ひとりと深く関わりを持って治療を行っていき、技術はもちろん、それ以外の部分でも患者さまに配慮いたします。
治療についてご納得いただいた上で、インプラント治療を進めていきます。疑問・質問や不安点など気になることは何でもお聞きください。
専用のオペ室
患者さまに不安なく治療を受けていただけるように、インプラント専用のオペ室をつくっております。
インプラント治療は外科的な手術を行いますので、手術における感染症やその他のリスクなどを防ぐためにも衛生管理は重要になります。手術に使う治療機器などは滅菌処理をし、手術室の清潔を保つよう考え、感染対策に努めております。
ガイドを使用したインプラント治療
サージカルガイドと呼ばれるインプラント手術用のマウスピースのような装置を使用していきます。
インプラントを埋入する位置や角度・深さなどのズレをなくし、神経などを傷つけることなくインプラント治療を行うことができます。
事前にコンピューター上でシュミレーションを行うことができ、インプラント治療の計画・立案を繰り返し行っていきます。また、最終シュミレーションを患者さまに見ていただくことで、インプラント治療をよりイメージしやすく、理解しやすくなります。
当院が使用しているインプラント
当院では全世界で使用されている、ストローマン社のインプラントを主に使用しています。生体親和性に優れており、インプラント周囲炎になりにくいインプラントを選択しています。
インプラントの種類
インプラント治療といわれると1本単体のイメージがありませんか?
インプラント治療も
- 単体
- インプラントブリッジ
- インプラントデンチャー(入れ歯)
の種類があります。

単体
1本ずつ単体でインプラントを埋入していきます。
もとの歯と同じ本数のインプラントをすることで、より自分の歯と同じような感覚になります。

ブリッジ
失った歯の本数が3本以上の場合に行います。
インプラントを失った歯の数よりも少ない本数を埋入し、橋のように被せ物を入れます。
インプラントの本数が少なく、費用を抑えることができます。

オーバーデンチャー
全ての歯がない場合に行います。
インプラントを4本埋入し、インプラントと入れ歯を磁石でくっつける方法です。
ズレることがなく、通常の入れ歯よりも安定性があります。
インプラントの構造について

インプラントは、大きく3つに分けることができます。
- フィクスチャー
- アバットメント
- 上部構造
それぞれの役割について、解説していきます。
フィクスチャー
フィクスチャーはインプラントの一番下の構造になります。歯の根にあたり、顎の骨の中に埋める部分です。
フィクスチャーが骨とくっつくことで、インプラントが安定していきます。
アバットメント
アバットメントは、上部構造の支台装置になります。
フィクスチャーと上部構造を繋ぐ役割もあり、アバットメントがあることで強度や安定性が増します。
上部構造
一番上の被せ物になります。見える部分になるため、見た目にもきれいで強度もあるジルコニアを使用していきます。
ジルコニアセラミックとは?
人工ダイヤモンドと呼ばれるほど硬く、見た目も美しい材料になります。
セラミック(陶器)は、見た目は白くきれいですが、割れやすいという欠点がありました。
このジルコニアセラミックは、見た目も白くきれいで硬いため、力がかかりやすい奥歯にも使用することができます。
そのため当院では、インプラントの上部構造にジルコニアセラミックを使用しております。
インプラント治療の流れ
- 1.問診と基礎となる治療計画のご説明
- 主な訴えやご要望をお聞きし、その後基礎データ(口腔内写真・パノラマレントゲン・スタディモデル・歯周組織検査など)を収集していきます。
これらをもとに現状を分析し問題点の抽出を行っていきます。解決方法の検討、基礎となる治療計画を準備します。
患者さまに現状と問題点をご説明し、治療計画をご提案していきます。
理想的なプラン・現実的なプランなど患者さまの事情やご希望・好み・生活背景・体調などをお聞きしながら、患者さま一人ひとりに適したプランを一緒に決めていきます。
- 2.CTによる精密検査・治療計画の修正
- 基礎となる計画に了承いただいた上で、CTの撮影を行います。
CTで得た情報をもとに専用のシミュレーションソフトを使い、実際のオペに近いシミュレーションを行い治療計画の精度を上げていきます。
上部構造についてもPC上でシミュレーションを行い、インプラントの最終の埋入位置や噛み合わせについても考慮した設計を行います。
- 3.埋入手術
- オペにあたり術者による最終のシミュレーションが行われます。最終シミュレーションの結果を患者さまにお見せしながら、オペの内容を説明し最終確認をしていきます。
麻酔の処置と触診を行い、シミュレーションデータと実際の患者さまの顎の状態を術者の頭の中で一致させます。その上で、シミュレーションに沿って位置・角度を決め、超音波切削機により穴をあけていき、所定の深さのインプラント窩(か)を形成していきます。
安全性をチェックした上でドリルを使い、低速で穴を拡げます。(穴をあける工程と広げる工程を分けることで神経・血管を傷つけるリスクを排除します)
フィクスチャーを埋入し、骨とフィクスチャーがしっかりとくっつくまで2ヶ月ほど経過をみます。(くっつくまでの期間は個人差があり、しっかりくっついたことを確認したのち次の工程へ進みます)
- 4.上部構造(かぶせもの)の作成・装着
- 骨とインプラントがしっかりとくっついたことを確認し、上部構造を作るための型をとります。
その上で事前のPCによるシミュレーションにより、噛み合わせまで考慮された上部構造(かぶせもの)を作成していきます。完成後、慎重に装着します。
- 5.治療後のフォロー
- 3ヶ月ごとのメンテナンスによってお家では取れない汚れを落とし、インプラント周囲炎を防ぎます。
食いしばりや歯ぎしりをする人にはプロテクションスプリント(ナイトガード)を夜間装着していただく場合もあります。
また、患者さまが高齢になり介護が必要になるケースでは、上部構造を着脱式に作り替えることで介護時の清掃をしやすくすることもできます。
インプラント周囲炎とは?
「歯周病」をご存じでしょうか?細菌による感染症で、腫れる・膿む・出血する・歯が揺れるなどの炎症がみられます。
インプラントでも同じように歯周病になることを「インプラント周囲炎」と言います。
歯磨きなどの清掃が行き届いていなく、インプラントと歯ぐきの境目から細菌が侵入し炎症を起こしていきます。
インプラント周囲炎が進行していくことで支えている骨が溶かされていきます。骨が溶かされ支えがなくなるため、インプラントが揺れ、抜ける可能性が高くなります。
インプラント治療前の歯周治療を行い、インプラント治療後も定期的なメンテナンスを行っていきます。歯医者で行う治療やケアと並行して、お家でもセルフケアを行っていただきます。
インプラント治療は入れたら終わりではなく、治療前の歯周治療や治療後のメンテナンスも含めインプラント治療になります。
長期的に患者さまのお口の中をいい状態で管理できるようにサポートしていきます。
インプラント費用について
◆ 料金
インプラント埋入手術・管理料 | ¥330,000(税込) |
チタンアバットメント(中間構造) | ¥55,000(税込) | ジルコニアクラウン(上部構造) | ¥110,000~¥165,000(税込) |
※診断料・CT撮影料・手術シミュレーション作成料・サージカルガイド作成料は埋入手術・管理料に含みます。
オールオン4(4本のインプラントで歯列を支える方法) | 片顎につき ¥3,025,000(税込) |
オールオン6(6本のインプラントで歯列を支える方法) | 片顎につき ¥3,850,000(税込) |
◆ 特殊手術にかかる費用
抜歯窩保存術 | ¥55,000(税込) |
骨造成手術 (インプラント埋入と同時) |
¥55,000~¥77,000(税込) |
骨造成手術 (インプラント埋入前) |
¥110,000~¥132,000(税込) |
ブロック骨移植 (1部位につき) |
¥165,000(税込) |
※骨造成の必要な範囲と量に応じて変動します。
上顎洞底挙上術 (クレスタルアプローチ 1歯につき) |
¥55,000(税込) |
上顎洞底挙上術 (ラテラルアプローチ 片顎につき) |
¥220,000(税込) |
軟組織増大術 (遊離歯肉移植) |
¥55,000(税込) |
軟組織増大術 (結合組織移植) |
¥55,000(税込) |
よくある質問
- インプラント治療後は特別なケアが必要ですか?
- 日常生活のセルフケアは、天然の歯と変わりません。「インプラントだから」という特別なケアはございません。しかし、歯を失った原因は何かによって変わりますが、虫歯や歯周病・ブラッシング習慣が問題だった場合は、しっかりとブラッシング法で手入れをする必要がございます。
- 体に悪い影響がないのでしょうか?
- インプラントで使われているチタンは人体にとてもなじみやすいものです。金属アレルギーも起こらない物質になります。インプラントの材質など、気になる方はご相談ください。
- 年齢に制限はありますか?
- 20歳未満の方や骨の成長が止まっていない方は、成長が止まるのを待って治療を行うことをおすすめします。
- 噛み合わせが悪くても出来るのでしょうか?
- 当然、全体の噛み合わせを考慮しなければなりません。全体の診断を行なった上で、どのようにするか判断する必要がございます。
- 手術後、食事で気をつけることはありますか?
- 外科手術後は、アルコールや飲酒は控えていただけると治りも良くなるかと思います。
一時的に痛む・腫れるなどの症状がでることがあります。香辛料など刺激物はさけておきましょう。また、症状が落ち着くまでは無理せず食べれそうなものを食べお過ごしください。
術後の症状が落ち着きましたら担当医からの指示がない限り、普段通り食事をしていただいて構いません。
判断が難しいようでしたら、担当医にご相談ください。
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