電話番号 お問い合わせ WEB予約 お問い合わせ 無料相談 お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

088-882-0220

COLUMN

コラム
高知市のインプラント費用|1本572,000円の総額・内訳・追加費用

高知市のインプラント費用|1本572,000円の総額・内訳・追加費用

高知市・高知県でインプラント治療を検討するとき、「1本いくらか」という金額だけでなく、その費用にどの治療工程が含まれているかを確認することが大切です。

当院の部分欠損1本の標準総額は572,000円(税込)です。内訳は、インプラント診断料22,000円と、手術から最終的な歯の装着までの治療費550,000円です。標準治療費には、CTなどを用いた診断、デジタルシミュレーション、ガイドを用いた手術、症例に応じた仮歯または歯ぐきの形態形成、チタンアバットメント、ジルコニア上部構造、通常の調整、条件付きの院内3年保証が含まれます。

ただし、骨や歯ぐきの状態によっては、骨造成や歯肉移植、上顎洞への追加処置などが必要になる場合があります。この記事では、標準総額に含まれる内容、追加費用が生じる条件、治療期間、適応、主なリスク、ブリッジ・義歯・自家歯牙移植との違いを説明します。

当院では、費用だけでインプラントを勧めることはありません。歯を残せる可能性、噛み合わせ、残っている歯、全身状態、インプラント以外の選択肢を確認し、診査・診断後に治療方法と見積書をご提示します。診療全体については、高知市の当院が行うインプラント治療もご覧ください。

インプラントをすぐに勧めない理由

歯を失った部分があるからといって、すべての方にインプラントが適しているとは限りません。

当院では、本当に抜歯が必要なのか、歯を失った原因が改善されているか、残っている歯や歯周組織の予後、噛み合わせ、清掃性、全身状態、服薬、喫煙、治療後のメインテナンスを継続できるかなどを確認します。

場合によっては、歯の保存、自家歯牙移植、セラミック接着ブリッジ、セラミックブリッジ、義歯、経過観察が適していることもあります。インプラントを行うこと自体が目的ではなく、患者さんが将来も噛みやすく、清掃しやすい状態を維持するために、どの方法が適しているかを診断します。

詳しくは、当院がインプラントをすぐに勧めない理由でご説明しています。

高知市の当院におけるインプラント1本の標準総額

当院における部分欠損1本の標準例は、次のとおりです。

項目税込料金
インプラント診断料22,000円
インプラント治療費550,000円
標準総額572,000円

当院の費用は、決して安い金額ではありません。一方、インプラント体と手術だけの料金ではなく、通常必要となる多くの診断・治療工程を標準料金に含めています。

申込金の扱い、仮歯またはカスタムヒーリングアバットメント、骨・歯ぐきへの処置など、1本の標準治療に含まれる詳しい内容は「インプラント1本の費用と追加費用」でご説明しています。

部分治療の診断料込み標準総額(税込)

治療内容標準総額
インプラント1歯
インプラント1本
572,000円
臼歯3本インプラントブリッジ
2本埋入+1ポンティック
1,100,000円
前歯3本インプラントブリッジ
2本埋入+1ポンティック
1,210,000円
上顎前歯6本インプラントブリッジ
3本埋入+3ポンティック
1,980,000円
下顎前歯6本インプラントブリッジ
2本埋入+4ポンティック
1,540,000円

上記は診断料22,000円を含む標準総額です。実際の治療計画と費用は、欠損部位、骨・歯ぐき、噛み合わせ、清掃性などを診断したうえで決定します。

片顎・全顎治療の標準総額(税込)

治療内容標準総額
All-on-4片顎
インプラント4本
3,135,000円
All-on-6片顎
インプラント6本
3,685,000円
上顎3セグメントインプラントブリッジ
インプラント7本+ポンティック5歯
4,499,000円
下顎3セグメントインプラントブリッジ
インプラント6本+ポンティック6歯
4,059,000円
上下All-on-4
インプラント合計8本
6,050,000円
All-on-6+All-on-4
インプラント合計10本
6,600,000円
上下All-on-6
インプラント合計12本
7,150,000円
上下3セグメントインプラントブリッジ
インプラント合計13本+ポンティック11歯
8,338,000円

片顎・全顎治療の標準総額には、デジタル全顎総合診断220,000円と、治療する顎の1stプロビジョナル165,000円を含みます。上下顎治療では上下の1stプロビジョナルを含みます。3セグメント治療では、部分治療の診断料を各ブリッジへ重複算定しません。

572,000円に含まれる診断・手術・最終補綴

標準料金には、症例に応じて次の内容が含まれます。

  • CT、口腔内スキャンなどを用いた診査・診断
  • 手術前のデジタルシミュレーション
  • X-Guideまたはスタティックサージカルガイド
  • インプラント体と埋入手術
  • 通常の二次手術
  • 適応時の抜歯即時埋入
  • 即時プロビジョナル、またはカスタムヒーリングアバットメント
  • 標準的なギャップグラフト
  • 適応時の、造成を伴わないソケットリフト
  • 待時埋入時のAPF
  • チタンアバットメント
  • ジルコニアによる最終補綴
  • 印象、口腔内スキャン、検証用インデックス、適合確認
  • 通常の噛み合わせ調整
  • 条件を満たした場合の院内3年保証

即時プロビジョナルは、すべての症例で作るわけではありません。インプラントの治癒を優先し、仮歯を装着しない方がよいと判断した場合は、歯ぐきの形を整えるためのカスタムヒーリングアバットメントを使用します。どちらを選択しても標準治療費は同じです。

「料金に含まれているから、すべての処置を行う」という意味ではありません。診断結果に応じて、必要な工程だけを選択します。

骨造成などの追加費用が生じる場合

骨や歯ぐきの状態、治療部位、手術方法によって、次の処置が必要になる場合があります。

追加処置税込料金
CTG/FGG同日55,000円
別日77,000円
同部位再処置44,000円
小規模GBR55,000~77,000円
大規模GBR110,000~165,000円
ソケットリフト55,000~77,000円
ラテラルウィンドウ片側220,000円
両側440,000円
笑気鎮静22,000円
ポンティック110,000円
ガイドデント10年保証1インプラント22,000円(税込)

当院では、必要性の低い骨造成を一律に行う方針ではありません。患者さんご自身の残存骨を可能な限り利用しながら、最終的な歯の位置、噛み合わせ、清掃性とのバランスをデジタル上で確認します。

追加処置が必要と判断した場合は、治療前に理由と費用をご説明し、見積書を提示します。

標準的な治療期間と通院回数

1本の部分治療では、抜歯から最終的な歯の装着まで約3か月、通院回数は5回程度が一つの目安です。

ただし、インプラントと骨の結合に必要な期間、抜歯部位の感染、骨や歯ぐきの状態、追加処置、全身状態などにより長くなることがあります。即日で仮歯を入れられるかどうかも、インプラントの初期固定や噛み合わせなどを確認して判断します。

インプラントが適さない場合もあります

成長期で顎の発育が終わっていない方、全身状態や服薬の影響で外科処置のリスクが高い方、歯周病や感染の管理ができていない方、十分なセルフケアや定期的なメインテナンスが難しい方などでは、すぐにインプラント治療へ進めないことがあります。

病状を整えてから再検討する場合もあれば、ブリッジや義歯など別の方法をご提案する場合もあります。

インプラント・ブリッジ・義歯・自家歯牙移植の比較

1本の歯を失った場合のインプラント・ブリッジ・部分入れ歯・自家歯牙移植の比較図
1本の歯を失った場合の主な選択肢。左からインプラント、ブリッジ、部分入れ歯、自家歯牙移植を示しています(模式図)。

欠損治療は、インプラントだけではありません。それぞれ、外科処置の有無、隣の歯への影響、清掃方法、治療期間、修理のしやすさ、費用が異なります。

  • インプラント:隣在歯を大きく削らず、欠損部を独立して補える可能性があります。一方で、外科処置と治癒期間が必要です。
  • ブリッジ:外科処置を避けられますが、支台となる歯の状態や切削量、再治療時の影響範囲を考える必要があります。
  • 義歯:適応範囲が広く、外して清掃や修理ができますが、装着感や支持の得方は症例によって異なります。
  • 自家歯牙移植:利用できるドナー歯があり、移植先との適合などの条件を満たす場合に検討できます。

詳しくは、ブリッジ治療の費用と選択基準義歯治療の費用と工程自家歯牙移植の費用と適応をご覧ください。

後悔を避けるために見積書で確認したいこと

  • CTだけでなく、残存歯、歯周組織、最終的な歯、顎位、噛み合わせまで診断されているか
  • 計画した位置へ埋入するための手術用ガイドが含まれるか
  • 仮歯や治癒期間中の装置、調整・修理が含まれるか
  • 骨造成や軟組織造成がどこまで含まれるか
  • アバットメントと最終補綴、その材質が明確か
  • 追加費用が生じる条件が明確か
  • 保証対象とメインテナンスなどの継続条件が明確か

費用を比較することは大切ですが、基本料金だけではなく、診断から最終補綴、治療後の管理まで条件をそろえて確認してください。治療後の後悔やトラブルを避けるための考え方は、インプラントが失敗する原因と診断でも解説しています。

主なリスクと治療後のメインテナンス

インプラント治療には、術後の痛み・腫れ・出血・感染、神経・血管・上顎洞への影響、インプラントと骨が十分に結合しない可能性、上部構造の破損や緩み、インプラント周囲炎などのリスクがあります。

喫煙、歯周病、清掃状態、糖尿病などの全身状態、強い歯ぎしり・食いしばりは、治療経過に影響することがあります。診断やガイドを用いても、合併症を完全に防げることや、インプラントが永久に使用できることを保証するものではありません。

治療後は、ご自宅での清掃と定期的なメインテナンスが必要です。噛み合わせや上部構造、歯ぐきの状態を確認し、必要に応じて調整します。

院内3年保証とガイドデント10年保証

当院のインプラント治療には、埋入日から3年間の院内保証を設けています。医学的・歯科医学的に再埋入が適切な場合は、必要な骨造成や軟組織移植を含め、3年保証の範囲で再治療を行います。

再埋入を続けることが適切でなく、同じ部位を当院で別の自費欠損治療へ変更する場合は、診断料を除き、そのインプラント治療にお支払いいただいた費用総額の50%を次の治療費へ引き継ぎます。

院内保証とは別に、ガイドデント10年保証へ1インプラント22,000円(税込)で加入していただけます。少なくとも6か月に1回のメインテナンスと、必要なナイトガードの継続使用などが条件です。

保証の対象、治療費引継ぎ制度、対象外となる主な条件については、「歯科治療に保証はある?」で詳しくご説明しています。

片顎・全顎治療は別に診断します

1本の欠損を補う部分治療と、All-on-4・All-on-6、インプラントオーバーデンチャーなどの片顎・全顎治療では、診断範囲と治療工程が異なります。

全顎治療では、上下の噛み合わせ、顎位、歯の形や位置、顔貌、清掃性まで含めた治療ゴールを設計し、仮歯で確認しながら進めます。詳しくは、All-on-4・All-on-6の費用と治療工程およびデジタル全顎総合診断をご覧ください。

高知市でインプラント相談をご希望の方へ

インプラント治療の費用を比較するときは、基本料金だけではなく、診断、ガイド、仮歯、アバットメント、最終補綴、追加処置、保証条件まで含めて確認してください。

当院では、すぐにインプラントを前提とするのではなく、歯を残す治療、移植、ブリッジ、義歯も含めて検討します。

高知市・高知県でインプラント治療を検討されている方は、現在のお口の状態と選択肢を確認するところからご相談ください。インプラント治療のご相談・お問い合わせはこちらです。

骨造成と当院の治療設計について

GBRやサイナスリフトは、適切な症例では有効な治療です。一方で、手術範囲の拡大、腫れや痛み、治療期間の延長、創部の裂開や感染などの負担があります。

近年、移植骨や残存した骨補填材に細菌が感染して炎症を起こす「Perigraftitis(ペリグラフタイティス)」という概念が提唱されています。これは新しい概念で、発生率や診断基準はまだ確立していません。骨補填材を使用した治療全体では良好な長期成績も報告されており、材料そのものを一律に否定するものではありません。

当院では、必要性の低い骨造成や過剰な材料の使用を避け、患者さんご自身の残存骨を可能な限り利用します。

外科と最終的な歯を統合して考えるバイオレストラティブコンセプト

初期のインプラント治療は、骨のある位置を優先する「外科主導」が中心でした。その後、最終的な歯から逆算する「補綴主導」が重視されるようになりました。

近年提唱されているバイオレストラティブコンセプトでは、デジタル上で最終的な歯、噛み合わせ、残存骨、歯肉、インプラント、アバットメント、手術方法を同時に評価し、外科的・生物学的・補綴的に無理の少ない位置を検討します。

当院でもCT、口腔内スキャン、デジタル上の歯の排列、X-Guideまたはスタティックサージカルガイドを活用し、機能性、審美性、清掃性、長期安定性のバランスを考えた治療を目指します。

最終補綴の材料と生物学的な考え方については、当院がインプラントの最終補綴にジルコニアを標準採用する理由もご覧ください。

※治療の適応、必要な処置、治療期間、通院回数、費用には個人差があります。実際の治療計画と総額は診査・診断後に決定します。

参考文献

  • Pedrinaci I, et al. The Bio-Restorative Concept for Implant-Supported Restorations. J Esthet Restor Dent. 2024.
  • Lim G, et al. Wound Healing Complications Following Guided Bone Regeneration for Ridge Augmentation. Int J Oral Maxillofac Implants. 2018.
  • Do JH, et al. Perigraftitis, an independent biologic complication associated with implants placed in grafted bone. Clin Adv Periodontics. 2026.