ワイヤー矯正とインビザラインは、見た目だけで選ぶものではありません。移動させる歯、噛み合わせ、治療の複雑さ、装置管理のしやすさ、患者さんがアライナーを装着できる時間などを総合して選択します。
全顎ワイヤー矯正
治療費は990,000円、標準的な治療期間は2年〜2年半です。別途、精密検査・診断料33,000円と、治療後の保定装置費用が必要です。
ブラケット・ワイヤーの装着と撤去、通常の調整、ワイヤー交換、結紮材、パワーチェーン、コイル、顎間ゴムなどを含みます。原則月1回の通院です。
部分ワイヤー矯正
治療費は440,000円、標準的な治療期間は1年〜1年半です。
数本だけ動かすように見えても、他の歯や噛み合わせへ影響することがあります。部分矯正が適しているかは、歯数ではなく、治療目的、範囲、期間、咬合管理から判断します。
装置の考え方
審美性に配慮し、小臼歯部までは原則としてメタルブラケットを使用しません。ただし、治療上必要な場合を除きます。舌側矯正をご希望の場合は、専門的に対応する医療機関をご紹介します。
インビザラインとの違い
インビザラインは取り外して清掃できますが、1日20〜22時間の装着管理が必要です。ワイヤー矯正は自分で取り外せないため装着時間の自己管理は不要ですが、装置周囲の清掃と原則月1回の調整が必要です。
どちらが常に優れているというものではありません。当院では、必要に応じて両者を組み合わせます。
計画的ワイヤーフェーズ
インビザライン開始時から、本格的なワイヤー治療を治療計画へ組み込む場合は220,000円です。一方、治療中に数歯・短期間だけ使用する補助的ワイヤーはインビザライン治療費に含みます。
アンカースクリューと大臼歯圧下
アンカースクリューは、動かしたくない歯を固定し、必要な歯を効率よく移動させるための一時的な固定源です。1本22,000円で、診査、局所麻酔、設置、通常の確認、撤去を含みます。通常使用中に脱落した場合、同じ目的・同じ部位または同等部位への再設置は原則無料です。
独立した大臼歯圧下が必要な場合は、片側1部位165,000円に必要本数のアンカースクリュー代が加わります。
その他の追加費用
便宜抜歯は1本5,500円です。通常使用によるブラケット脱離は原則治療費に含みますが、患者側の原因による破損・脱離が著しく反復し、装置の追加購入や再装着が必要な場合は、事前説明のうえ33,000円をいただくことがあります。